リコール(定期メンテナンス)が多いほどチェア稼働は安定し、売上もスタッフ満足度も伸びます。しかし全国平均は 約 60% と低迷し、「ハガキを送っても来ない」「キャンセルが多い」という声が絶えません。一方、LINE 自動連絡や動画説明を導入しリコール率 80〜95% を達成する医院も増えています。本ガイドでは平均値の確認から原因分析・改善策・ROI 計算までを順番に解説します。
リコール率とは|全国平均と目標ライン
厚労省・歯科医師会データにみる平均 60% の壁
- 過去 1 年に歯科検診を受けた成人:52.9%
- 来院頻度別では 60% の壁が続く
診療ジャンル別ベンチマーク
- 小児・予防特化医院:80% 超
- 専門プログラム導入院:95% 維持
自院のリコール率を正しく計算する
- レセコン/PMS で 「通知数」「来院数」 を CSV 抽出
リコール率 = 来院数 ÷ 通知数 × 100
- チェア稼働 75%・リコール 80% 以上で医業利益率 40% に近づく
リコール率が低い 3 大原因
| 原因 | 説明 |
|---|
| リマインド不足・無断キャンセル | ハガキのみでは到達率が低い |
| 予防価値が伝わらない | 「痛くなったら来る」思考が変わらない |
| スタッフ提案スキルのばらつき | 受付・DH・Dr の連携不足 |
改善施策①|リマインド & 予約システム
- LINE/SMS 自動配信(前日+当日朝)
無断キャンセル ▲60%、リコール率 → 80%
- MA ツール連携
問い合わせ → 予約 → 来院を自動追跡、受付工数 ▲40h/月
改善施策②|TBI・動画説明で予防価値を訴求
| 施策 | 成果 |
|---|
| 3 分ブラッシング動画 × タブレット | 口コミ投稿率 2 倍 |
| 月額 ¥3,000 メンテサブスク | 継続率 85%、LTV 1.6 倍 |
改善施策③|スタッフ教育とインセンティブ
- 役割分担
受付=QR 依頼/DH=次回予約/Dr=治療方針説明 → 依頼漏れ <10%
- KPI 連動インセンティブ
提案率 70% を目標 → 口コミ ★4.9 維持
効果測定|ダッシュボードで週次トラッキング
| 指標 | ツール例 |
|---|
| リコール率・再予約率 | Looker Studio × レセコン |
| CPA・LTV | 広告費・来院データ連携 |
A/B テスト例:件名を「検診のご案内」→「○○さんの歯を守る次のケアへ」で開封率 15→28%。
成功事例|リコール率 90% 超医院の共通点
- 月次 CX 会議 + NPS で不満を院内フォロー
- スタッフ全員が KPI 共有
- LINE 自動配信(リマインダー+動画リンク)
- サブスクメンテ導入 → チェア稼働 95%・残業ゼロ
よくある Q&A
| 質問 | 回答 |
|---|
| コロナ後でリコール低下…どう立て直す? | LINE で感染対策動画+検診メリットを送信 → 3 か月で回復 |
| 外注 vs 内製のコスト差は? | SMS 外注 7 円/通、内製クラウド 月 ¥30,000。400 通/月超なら内製が得 |
まとめ|リコール率改善チェックリスト
- [ ] 現状リコール率と売上ロスを数値化
- [ ] LINE/SMS 3 段階リマインド+ハガキ を併用
- [ ] TBI 動画・サブスクメンテで予防価値を訴求
- [ ] 提案率 70% をスタッフ評価に組み込み共有
- [ ] ダッシュボードでリコール率・LTV・CPA を週次確認
- [ ] NPS サーベイで不満を院内解決し口コミ★を守る
上記を実行すれば、平均 60% の壁を越え リコール 80%/LTV 1.7 倍 の安定経営が実現できます。