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資料の内容
このリーフレットは、「抜歯しかない」と言われた歯に対して、歯を残す可能性を広げる治療法として注目されている「意図的再植術」について、患者さんにわかりやすく伝えるために作成された説明資料です。
一見すると「一度抜いてまた戻す」という少し驚きの内容に思えますが、実際には歯内療法(根管治療)の一分野として、米国の学会でも認められた術式です。
このリーフレットでは、その信頼性や実施の流れ、保険と自由診療の違いを丁寧に伝え、患者の納得と安心を促す構成となっています。
● 意図的再植術とは?
- 感染や炎症が改善しない歯を一度抜歯し、口の外で処置(根の裏側の清掃など)を施した後、元の位置に戻して固定する治療法です。
- 通常の根管治療や外科的歯内療法(歯根端切除)でも改善が難しいケースに適応されることが多く、**“抜歯回避の最終手段”**とも言える治療です。
- リーフレットでは「実は信頼性の高い術式であること」を丁寧に伝え、不安感を和らげる工夫がされています。
● 保険と自由診療の違いを明確に提示
保険診療
- 使用できる器具・薬剤に制限があるため、その歯に最適な処置が難しく、成功率が下がる場合があることを説明。
自由診療
- 「マイクロスコープ」「MTAセメント」など、精密かつ高性能な器材や薬剤が使用可能。
- 症例ごとに最適な方法を柔軟に選択できるため、成功率が大きく向上していることを紹介。
これにより、「なぜ自由診療が推奨されるのか」を、単なる価格差だけでなく**“成果の差”として納得できる説明**に仕上げています。
● 治療の流れを簡潔に紹介
- 治療の大まかなステップ(抜歯 → 根の処置 → 戻す → 固定)をシンプルに紹介。
- 外科的な手術ではあるものの、一連の流れがわかることで患者の不安を軽減します。
なぜこの資料が必要か?
「抜歯しかないと思っていた歯が残せるかもしれない」と知ることは、患者さんにとって非常に大きな希望になります。
ただし、意図的再植術は聞き慣れない治療法でもあるため、信頼性や安全性、治療内容を丁寧に説明する資料が必要です。
このリーフレットがあれば、医院側の説明も統一され、患者さんの理解と安心感を高めつつ、自由診療への自然な提案も可能になります。
こんな歯科医院におすすめ
- 抜歯以外の選択肢を提案したい、保存重視の歯科医院
- マイクロスコープやMTAを使用した高精度治療を提供している医院
- 難症例や再治療の患者が多く、選択肢を広げたいクリニック
- 自費診療の導入率・納得度を高めたい医院
- 外科的歯内療法の説明をわかりやすく伝えるツールが欲しい医院