
資料の内容
本商品は、保険診療における「歯根端切除術」を実施する際に使用できる、説明および同意書のテンプレートです。術前の丁寧な説明とリスク理解を促し、患者様からの同意を適切に得るための標準的な文書です。
資料には以下の内容が含まれています:
- 歯根端切除術の概要
根管治療で効果が得られない症例に対して、歯根の先端部分(根尖部)を外科的に切除する手術であることを説明。歯の保存を目指す補助的治療であることを、簡潔かつ的確に伝えています。 - 適応対象の明示
主に上顎前歯・小臼歯などの単根管が対象であること、感染の程度や歯根の形状などにより選択される処置であることを記載。適応症例の理解促進に役立ちます。 - 術後不良となるリスク要因の説明
歯周病、病巣の大きさ、歯根の短さ、複雑な歯根形態、喫煙など、予後を左右する要因を明確に提示。術後の一時的な改善と再発、最終的な抜歯の可能性についても正直に説明されています。 - 術後の可能性のある症状
術部の違和感、圧迫感、神経が近い場合の痺れ感など、術後の一般的な反応を記載し、不安を軽減しつつ信頼性を高める内容です。 - 署名欄付き
説明医師および患者または保護者の署名欄を設けており、記録・証明としての機能を果たします。
なぜこの資料が必要か
保険診療での歯根端切除術は、治療費の負担が比較的軽いため選択されやすい一方、患者側の期待値と実際の治療限界のギャップがトラブルを招くことがあります。
特に、術後も症状が残ったり、最終的に抜歯に至るケースでは、事前の説明不足が問題になることが少なくありません。
この資料を使うことで、治療の目的と限界、術後の可能性ある反応を事前に正確に伝えられるため、医院側の説明責任を果たしつつ、患者の安心と納得を得ることができます。
保険診療であっても、丁寧な説明と記録の重要性は変わりません。
こんな歯科クリニックにおすすめ
- 歯内療法やマイクロサージェリーなどを取り入れている一般歯科医院
- 保険適用内での歯根端切除術を行っているクリニック
- 患者説明を文書で残す体制を整えたい医院
- トラブルや再治療時の対応に備え、同意書を整備しておきたい医院
安心・納得・記録の三要素を満たす、保険診療向けの信頼性ある同意書テンプレートです。